
SOFCやMCFCにおいては、高温のためにニッケル電極による触媒効果で問題がないというメリットがあるのですが、反対にいうと他の方式においては専用の触媒が必要になるということです。
触媒には、通常は高価な金属である白金が使われます。ちなみに、白金の価格は、先物取引価格においては1グラム当たり2500円前後です。これは金の価格が1400円弱なので、比較してみてもいかに高価なものであるかがわかると思います。
そして問題点として、貴重な白銀が、PEFCやPAFCにより触媒として使われる際に、一酸化炭素の存在によって被毒してしまうことで、触媒効果が失われるといった問題があります。
特に問題とされているのは燃料極です。たとえば、PEFCの場合であれば、一酸化炭素ぬ度は1ppm以下が望ましいといわれていますが、天然ガスやメタノールを分解して出来る水素にはおよそ1万倍もの一酸化炭素が含まれてしまうのです。
ですから、被毒が少しでも少ないとされる白金・ルテニウム合金も使われるのですが、これはやはり対策としては万全ではないとされます。
白金を燃料電池の触媒として使うのは非常に大きなコストがかかります。ですので、あらゆるメーカーの様々な取り組みで、同じ強さを得るための白金の必要量はかなり減少してきているのですが、本格的な実用化に向けては、その量をもっと減らさないといけません。
現在は様々な触媒に対する可能性の研究が進んでいるということです。今後に期待したいところですね。
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