
セルを繋げてスタックするときに重要となってくるのが、セルを分離しながらも電気的には繋がっているというセパレータです。
これは、燃料極に供給する水素と、空気極に供給する酸素が混じったら意味がないものになりますので、高いガス遮断性が要求されるのですが、その一方で、伝導性という電気的接続の基本も重要になります。さらに、耐久性、機械的な強度も求められます。
2005年の4月に、昭和電工は黒鉛微粉と樹脂を混合して成形する型のセパレータの特性を向上させて製品化に成功したと発表しています。通常の黒鉛よりも伝導性が10倍にも高まっており、粒径分布m粒子形状を最適に近づけた黒鉛微粉になっています。
目的に応じて、熱硬化系樹脂などと混合して成形するのです。セパレータの基本性能である伝導性が、どちらの場合においても従来の混合に比べて約10倍に高まっていることと、少ない黒鉛量で良く出来るため、成形性や強度が飛躍的に改善されています。
これは、グラファイトカーボン製のものと比べても、全く劣らない耐久性、伝導性を実現しており、曲げに対しても強いことから、従来のものと比べてみてもはるかに割れにくくて安価であるといわれています。
これは、金属製のセパレータと比べてみても、対腐食性が優れていて、軽量という利点があります。
また、金型を使用することにより、1枚あたりに15秒くらいで作ることが出来るので、大量生産による低コスト実現の目処がついているとのことです。
スポンサードリンク