
この技術は、実用化には遠い技術なのですが、紹介させていただきます。
まず、PEFCに通常使われているとされるプロトン透過型の電解物質は、ナフィオンをフッ素化したイオン交換膜のことである高分子膜なのですが、この部分をガラス系の材料に置き換えることによって、高熱反応をより高いものにするのが可能ですので、結果としてトータルのエネルギー効率が上がるという考え方があります。
高分子膜は熱に弱く、大体80℃から100℃くらいまでしか耐えることが出来ないためコンジェネレーションは事実上出来ないわけですが、これがガラスであれば、数百℃まで耐えることが出来るためにコンジェネレーションが実現できないということはありません。
また、水蒸気や有機溶剤による膨潤も後部新幕には起こりやすいものですので、それによってプロトン透過特性が劣化する危険性もあります。また、これに使うガラス系の材料は、多孔質ガラスのナノ細孔にスルホン酸基を導入したものが使われています。
原理的にはほぼ無制限に使えるところが、4000時間くらいしか使えない高分子膜と違うところですね。ちなみに、この技術を使うことによって排熱利用が出来るため、燃料電池のシステムを全体から効率化していってあげる必要があります。
最初に述べたとおり、実現化にはまだまだ遠い状況です。今後もっと技術が発達していけば、完全クリアも夢ではないのではと思います。これからに期待したいものですね。
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