燃料電池を知ろう!

燃料電池の基礎知識 燃料電池の応用 燃料電池の型 燃料電池の活用事例

燃料電池の活用事例

燃料電池用メタノールの固体化

燃料電池には、水素分子を反応させる方法のほかには、ダイレクトメタノール形といって、メタノールを直接反応させる方法があります。

常温でメタノールは液体なので、かさばらず、ガソリンスタンドのような設備で自動車に供給できるメリットがある一方で、揮発性や引火力が強いこともあって、消防法においては、危険物に指定されており、航空機への持ち込み制限されているちょっと危ないものなのです。

2005年の10月に、メタノールを固体状にして、実際に燃料電池に使えることを確認したと、水処理に強い栗田工業が発表しました。固体状にする技術は、包接化合技術といいます。

これは、ゲスト化合物であるメタノールを、ホスト化合物に取り込ませることによって、特定の結晶構造を形成させるというものです。ビーズやシート、ペレットなどといった、様々な形に加工することが出来ます。

固体状化したメタノールに水を接触させることによって、液体のメタノールが放出されます。このメタノールを燃料電池で利用するわけです。また、ホスト化合物については、再利用することが出来ます。

前述の引火力や揮発性の問題から、メタノールはどうしても使いにくいものであることは間違いないのですが、この技術によってそれが解消されて、燃料電池がモバイル機器などに、より広く使われるようなきっかけになればいいと思います。

今後の更なる研究によって、高い安全性が確保できるようになることが期待されますね。

スポンサードリンク

Copyright (C) 燃料電池を知ろう! All Rights Reserved